【日曜ブログ】愛と権力

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こんにちは。東京都台東区上野・浅草で開業しているNPO専門の公認会計士・税理士事務所「アイケイ会計事務所」 代表の六浦雅夫です。

 

昨年8月に監査法人を退職してからちょうど一年になります。

独立すると自分の市場価値がはっきりします。私の場合、これまでいかに“搾取”していたか分かります。

 

社会に対して価値を生んでいるか

私が、市場価値以上の収入を得ていたのは、その一方で、その人の市場価値以下の収入しか得ていない人がいること、つまり、不当な「格差」であり「搾取構造」が社会に存在することを意味しています。

いわゆる“大企業”に勤めていたときは、高収入が当然だとうぬぼれていて、自分が搾取しているなんて考えたこともなかったですし、その組織の中でいかに出世するか(つまり、搾取する側に立つか)にとらわれて、内向きになっていました。

内向きの行動は社会に対して価値を生まないので、限りある時間を内向きの努力に費やすのではなく、直接社会の役に立つ活動に捧げたいと考え、独立しました。

 

しかし、この一年間の収入が示すように、独立して、まだ満足のいく成果はあげられていません。

 

愛と権力

「I Have a Dream(私には夢がある)」演説で有名なマーチン・ルーサー・キング牧師は次のような言葉を残しているそうです。

「愛の伴わない権力は有害であり、権力を伴わない愛は感傷的で非力だ」

大袈裟に言えば、監査法人に勤めていた頃の私は前者の「愛のない権力者」で、今の私は後者の「権力のないセンチメンタリスト」なのでしょう。

私は、センチメンタリストで終わりたくないので、何とか「権力」を手に入れようと努力を続けています。

私には、「支え合う社会の実現」という夢があります。このままでは終われません。

 

 

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(2008年6月に米フロリダ州フォートローダーデールにて撮影)