【日曜ブログ】支える言葉

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こんにちは。東京都台東区上野・浅草で開業しているNPO法人専門の公認会計士・税理士事務所「アイケイ会計事務所」 代表の六浦雅夫です。

 

昨日は、地元・浅草で隅田川花火大会が開催されました。

午後7時すぎの開始時点では心配していた雨もなく、華麗な花火を楽しんでいましたが、残念ながら、開始から約30分で、どしゃ降りの雨のため中止になってしまいました。

打ち上げが予定されていた2万発の花火のうち、多くは日の目を見ないままになってしまい、製造に携わった花火師の方々は無念だっただろうと思います。

 

力を尽くしているか?

昨日の日本経済新聞のインタビュー記事で、新作映画「風立ちぬ」の宮崎駿監督が、「どんな状況であれ職業人はその職業の中で精いっぱいやるしかない。力を尽くしても必ず見返りがあるわけではないが、やっぱり力を尽くしてやった方がいいんです」と話していました。

昨日の花火大会のように、何カ月も前から苦労して、思いを込めて作った作品が日の目を見ないこともあります。

それでも、「力を尽くした」という事実が無駄になることはなく、それは次につながり、その職人の思いは人に伝わり、きっとその人の心に残ることでしょう。

「思いを伝える」のためには、目先の結果にとらわれず、力を尽くし続けることが大切なのだと感じます。

 

他の人を大事にしているか?

私には、大切にしている言葉があります。

2011年6月、3.11後の被災地にボランティアに入っていた地元・兵庫県の親友と電話をしたときのことです。

彼は、被災地の現状を伝えてくれ、現地で感じたことを話してくれました。

「ここでは、人間の基本を思い出すことができる。『困っている人がいたら助ける』。シンプルだけど、大切なことが被災地では実践されている。」

自分勝手に生きていた私の心に突き刺さりました。

その1年後、それまで長年勤めた監査法人を退職し、「基本」に立ち返ろうと独立することを決意しました。

「困っている人がいたら助ける」。それは今でも私を支える言葉となっています。

 

 

写真は昨年の隅田川花火大会の様子(台東区ホームページより)

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