テーマ:日曜ブログ
こんにちは。東京都台東区上野・浅草で開業しているNPO専門の公認会計士・税理士事務所「アイケイ会計事務所」 代表の六浦雅夫です。
消費増税などが話題になっていますが、増税には大きな抵抗があります。租税は、国民に税負担を強いることで、それは財産権の侵害です。
しかし、これを「奪われている」と感じるか「与えている」と感じるか、心の持ちようで行動は大きく変わるように思います。
財産を「奪われている」と考えた場合、いかに財産を守るか、税金を払わないようにするかという貧しい考えになってしまいますが、国民の利益のため国に財源を「与えている」と考えた場合、寄付税制などを利用して、納税する代わりにその一部を自らの選択で市民活動などに役立てることもできます。
与えることと奪うこと
恋愛にも同じようなことが言えて、「奪う」恋愛はとても貧しいものです。
若いときは、相手の幸せより自分の幸せに夢中で、「奪うこと」(=求めること)ばかりでした。
相手はその欲望を埋めるのに大変です。消耗してしまって、そのような関係が長続きすることはありませんね。
年月を重ねていって、「自分が嬉しい」を求めることから、「相手が嬉しい」を与えることに変わっていくことで、恋愛も成熟していくのだと思います。
求めることが苦しみの源
求めることは、自分の思い通りにしようとすることですから、それは苦しいことです。
苦しみの多くは、自分の思い通りにいかなかったときに感じるのではないかと思いますが、残念ながら、人生は、そのほとんどが自分の思い通りにいかないことです。
だから、自分の思い通りを求めて、期待して生きることは、苦しみの多い生き方を選択していることになります。
自分の殻に閉じこもって「自分だけ」の幸せを求めていると、かえって苦しいばかりです。
「自分だけ」の小さな世界を、家族、友達、地域、社会へと少しずつ広げていけたら、それが苦しみからの解放になるのではないか。
「奪うこと」ではなく、「与える」ことを喜びにできたら、みんながハッピーです。