【日曜ブログ】時間のムダ

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こんにちは。東京都台東区上野・浅草で開業しているNPO専門の公認会計士・税理士事務所「アイケイ会計事務所」 代表の六浦雅夫です。

 

「あぁ、今日は何もしなかった。」

 

損をした気分

こんなとき、「何も生(産)まなかった」と損をした気分になりませんか?

「何もしない」ことは、悪いことではないですし、むしろ体や心には必要な休息になったかもしれません。

しかし、経済的な価値にとらわれていると、「何もしない」ことに罪悪感すら感じることになるのです。

 

経済合理性の追求

私たちは、知らず知らずのうちに経済的な合理性を追求しています。

会社組織では、経済システムの一部として、経済的に合理的に行動することが求められます。

それは、徹底したムダの削減であり、“稼働率”で人の価値を測ることにもなるので、そこで働く人は疲れ、余裕や笑顔も失い、「仕事が忙しい」を理由に大事なことを後回しにすることにもなってしまいます。

 

時間のムダ

私たちは、どうしても経済的な価値尺度でものごとを捉えてしまいますが、経済システムのなかにどっぷり浸かっていると、大事なことを見失うことになります。

人が生きていくうえで、経済的な価値や生産性が低いもの、経済的な価値尺度では「時間のムダ」と切り捨ててしまうようなものにも、実は文化的な価値を持つものがたくさんあります。

気持ちに余裕がなくなっているときは、散歩したり、おしゃべりして笑ったり「時間のムダ」と思えるようなことができなくなっています。

そんなときは、経済システムの外に出て多面的に状況を眺めてみてください。

気持ちが解放されて、ぐっと楽になりますよ。