【日曜ブログ】(第35回)共助の遺伝子

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こんにちは。東京都台東区上野・浅草で開業しているNPO専門の公認会計士・税理士事務所「アイケイ会計事務所」 代表の六浦雅夫です。

 

先日、法務大臣官房長などを歴任された「さわやか福祉財団」理事長の堀田力(ほった・つとむ)さんのお話を聞く機会がありました。

 

人を助ける遺伝子

1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、学生や会社員など、これまであまりボランティア活動に縁がないと言われた人々が、わき上がる思いのままに行動し、被災地の救援活動を行い、「ボランティア元年」と呼ばれています。

その被災地でボランティアの受け入れを行った堀田さんは、人は「人のために何かしたい」という遺伝子を持っていると感じたそうです。

 

自由意志

このように「いてもたってもいられない」という思いを行動に移すこと、つまり“自発性”がボランティアの本質だと私は思います。

強制されるものではないので、止めたいと思ったらいつでも止められるのもボランティアの特徴です。

仕事は拘束されるものなので、そのようにはいかないですが、ボランティアは“重荷”に感じたら自由に止めることができます。

 

楽しいから続ける

ボランティア活動に関するある意向調査では、「活動をしてみたいと思うがしたことはない」と答えた人が約半数の45.7%となったそうです。

さまざまな関わり方ができるのもボランティアの特徴です。

楽しいと感じたり、喜びを得られたら続け、そうでなければ止めればいいだけの話ですから、「してみたい」と思ったら、気軽な気持ちで活動に参加してみるといいと思います。

職場にはない、性別や年齢、肩書きなどの縛りのない、対等な人間関係や裸の人間同士としての付き合いがきっと見つかるはずです。