【日曜ブログ】分け隔てなく

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こんにちは。東京都台東区上野・浅草で開業しているNPO法人専門の公認会計士・税理士事務所「アイケイ会計事務所」 代表の六浦雅夫です。

 

受けた恩は他の人に返してほしい

もう5年前になりますが、2008年5月24日から7月4日までの6週間、フロリダ州フォートローダデールで語学留学しました。

世界各地から留学生が来ていて、特に南米(ブラジル、コロンビア)、ヨーロッパ(スイス)、アジア(韓国)からの留学生が多かったです。

留学生はみな、文化の違いを理解し、国籍や年齢に関係なく互いに受け入れていて、たくさんの友だちができました。

週末には語学学校で知り合った仲間たちと小旅行にも行きました。タンパの旅は忘れられない思い出です。

私の兄の友人がフロリダ州タンパに住んでいて、プール付きの別荘に招待してくれました。8人の異国の若者を温かく、分け隔てなく迎えてくれて、手作りの"feast"(ごちそう)でもてなしてくれました。

本当にたくさんの恩を受けたので、恩返しをしたいと申し出たら、「受けた恩は僕に返さなくてもいい。他の人に返してほしい。」と言ってくれ、胸が熱くなりました。

 

現実を受け入れる

韓国人の友だちとは、こんな会話もしました。

「日本と韓国の時差って1時間だっけ?」と私が尋ねると、「時差はないよ。植民地時代に日本の標準時間にそろえたじゃないか。日本人は歴史を知らなすぎる。」と言われました。

確かに、広島や長崎(被害)については学校でもたくさん勉強したのに、アジアでの大虐殺や慰安婦(加害)についてはあまりにも不勉強だと感じました。

 

現内閣も、歴史認識について、現実を直視できない姿勢が国際的に問題となっています。

慰安婦"comfort women"という間接的な言葉にも日本人の拒否の姿勢が表れています。米国では"sex slaves"(性的奴隷)と報道されています。

加害行為については、受け入れるのが難しいです。非難されるのは辛いですから、自分の行為を正当化したくなる。

でも、被害者の立場からは、暴力を正当化するいかなる言動も受け入れることはできないでしょう。

 

自分から始めよう

私たちが守ろうとしている自分の、自社の、自国の利益なんてちっぽけなものです。

私は、世界の平和を願うので、自分から始めようと思います。

 

I’ve Been A Victim Of A Selfish Kind Of Love
僕は利己的な愛の犠牲者だった

It’s Time That I Realize
でも そろそろ変わる時なんだ

If You Wanna Make The World A Better Place
もし 世界をより良くしたいと思うなら

Take A Look At Yourself
まず 自分自身を振り返り

And Then Make A Change
そして自ら変えていくことなんだ

『Man In The Mirror』 by Michael Jackson

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(2008年6月、フロリダ州タンパにて撮影)

(右から)ホストのフィリペ・チンさん、本人、ホストの恋人のオードリー・ノーブルさん

フィリペ・チンさんは中国系ジャマイカ人で、アメリカで"disabled people"(障害者)のための施設を運営しています。オードリー・ノーブルさんはイリノイ州出身のアメリカ人です。