【日曜ブログ】わかってくれないをなげかない

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こんにちは。東京都台東区上野・浅草で開業しているNPO法人専門の公認会計士・税理士事務所「アイケイ会計事務所」 代表の六浦雅夫です。

 

理解されたい。それは、人間の本質的な欲求ではないかと思います。

守られた環境で生きてきた私は、特にその欲求が強かったように思います。

 

「分かってほしい」は傲慢

「理解されたい」欲求が強いと、それを他の人に対して期待することになるので、自分の思い通りにならないときに、「なんで分かってくれないんだ」とがっかりし、怒りさえ覚えることになります。

自分も他の人のことを理解できないにもかかわらずです。傲慢ですね。

 

「理解できない」を前提にする

安定を失い、はじめて人生の厳しさに直面して、理解されることを「当然」と考えていた自分の甘さに気づきます。

人種や国籍、性別、年齢、価値観や趣味、ライフスタイルも異なる人が、互いに深く理解することは不可能です。

人と人は「理解できない」ということを前提にすれば、ムダな争いも減るのではないでしょうか。

ただ、人は理解できないものに恐怖を感じ、それが排除にもつながるので、理解はできなくても、互いの違いを認めて、異質を受け入れることが大切だと思います。

 

「受容」の先にあるもの

異質を受容すること(=個性の尊重)は、異なる個性と個性が出会い、融合し、そして、全く違う新たな個性が生まれることにもつながります。

いま、組織においてダイバーシティ(多様性)の重要性が唱えられています。

日本企業では、女性役員の登用もなかなか進まないですね。これも日本が国際社会で競争力を失っている要因の一つだと思います。

ある大企業の重役会議の様子をテレビで見て、同じ色のスーツを着たおじいちゃんばっかりで、これじゃあ新しいアイデアは生まれないなと感じました。