【日曜ブログ】あたりまえのこと

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こんにちは。東京都台東区上野・浅草で開業しているNPO専門の公認会計士・税理士事務所「アイケイ会計事務所」 代表の六浦雅夫です。

 

あたりまえのことをあたりまえにいうことが、難しいときがあります。

少数意見は、それを発言すること自体が勇気がいることですし、盛り上がっていることに水をさすようなことは、誰だってしたくないです。

私たちは物事を見るときに、楽しいことやポジティブなことだけに目を向けて、楽しくないことやネガティブなことからは目をそらして、耳をふさいでしまいがちです。

 

2020年東京五輪について

招致のために多くの方が努力をし、特に現役アスリートの方などが純粋な気持ちで招致活動を行っている姿や、開催決定後に子どもたちが夢を抱いて喜ぶ姿を見ると、成功して本当によかったと思います。

また、五輪開催による経済効果も、日本にとって明るいニュースです。

 

一方で、五輪開催に向けて“開発”が進むことに疑問も感じています。

・問題山積のこの時期に、招致や開催のために多額の税金を投じることに、国民に納得感はあるか。

・東京湾岸エリアでの開発は、地震による液状化や水辺の自然環境保護への対策は十分か。

・五輪による経済効果は、建設業や観光業などの一部の大企業に限られるのではないか。

 

あたりまえのことをあたりまえにいう

招致成功で世間がこれだけ盛り上がっているなか、反対の意見を表現するのはとても難しいです。

人と違う意見をいうのは怖いですし、水をさすような発言はしたくないです。

でも、大事な問題から目をそらしたくないと思います。

2週間ほど前に、福島第1原発の汚染水問題と東京五輪開催を風刺画で皮肉ったブログを読んだときに、強烈な言葉に心揺さぶられました。

そして、見て見ぬふりをして、自分の意見すら表明できない自分が情けなくて、悔しくて、涙が出ました。

「浮かれてる場合か!闘うたりぃな、日本のおとな。」

 

mayumilehrさんのブログ 政府のみなさん、「東日本大震災の被災者の心情を傷つけるものであり不適切で遺憾」なのはあなた方です

※ ブログには過激な表現も含まれますので、ご注意ください。